本日もブログを閲覧いただきありがとうございます。
今回のブログは専門1年生担任の原田がお送りいたします。
本日の1年生達は、2月9日(金)の部内競技に向けて練習に励んでいます。
連日の雨(雪も降りました)で馬場の状態はイマイチですが、馬も人も頑張っています。
それぞれ出場する競技に合わせて練習します。
スラロームをしたり・・・
横木通過をしたり・・・
クロスバー障害を飛越したり・・・
やっぱり目標が明確だと、いつにも増して集中しているようです。
明日が最後の練習になります。頑張りましょう!
そして本日の専門1年生は、筆記テストも行いました。
騎乗ばかりではなく、将来の目標に向けて知識もしっかりと身に着けましょうね。
さて、先日のブログでも紹介されましたが、2歳馬の馴致が始まりました。
個人的にも、オータムセールに引率して馬を購入するところから関わっており、とても楽しみにしていましたので、今回は馴致の様子を少しご紹介したいと思います。
専門1年生の活動拠点は日向校舎になりますが、午後は2歳馬がいる引退馬の森へバスで移動しての授業になります。
馴致は人と馬の信頼関係を築くことが大事です。
「馴致」を辞書で調べると、「なれさせること。なじませること。また、徐々にある状態になっていくこと。」と書いてあります。
馬にさせるのではなく、馬がそうするように仕向ける姿勢が重要となります。
先ずは裏掘りです。こちらは3頭とも既に四肢ともにスムーズにさせてくれます。
騎乗馴致(乗りならし)という意味で馴致が始まったと書きましたが、競走馬としてデビューするために必要となる数多くの物事に対する馴致として考えれば、既に始まっていました。もちろんバジガクに来る前の生産牧場で産まれた時から、これからデビューするまでに確実に積み重ねていくことが大事ですね。
次に行ったのはタオルパッティングです。タオルをヒラヒラさせると、最初は怖がるものですがラッキーは大丈夫でした。人のアクションに対して無害であるとの信頼関係が構築され、次の馴致段階への移行がスムーズになります。
触れられると嫌う部分や、死角部分まで重点的に実施します。
(写真がなくてごめんなさい。実施しながらなかなか写真撮れないです。)
こちらは腹帯馴致です。帯径(おびみち)の圧迫に慣らすことを目的として実施します。
初めての物や恐がる物は匂いを嗅がせて、安全であることを確認させてから始めます。
ほとんどの馴致は、左側も右側も同じように行います。
ここまでラッキーは順調でしたが、先日のブログでも紹介されたように、ライトは鞍付けをして腹ばいで乗るところまで成功しました。槌本先生が頑張っているので、他の2頭よりも1歩も2歩も進んでいます。
「ずる~い!」・・・これは僕の口癖です。(気にしないでください)
鞍を乗せたからといって、直ぐに跨げるわけではありません。
馬の横でのジャンプや鞍へのパッティングをしたり、馬が冷静であることをしっかり確認しながら進めていきます。
僕はラッキーの担当なので、ライトに追いつけるように頑張りたいですが、馬一頭一頭個性があるため、すぐに慣れる馬もいれば慣れるのが遅い馬もいるため、その馬に合わせて慎重に馴致を行っていくことが大切です。
人を乗せて走ることだけでなく、曳き馬、手入れ、装蹄、輸送、ゲートなどなど、馬が落ち着いて実施できるように、これからも日々の馬への接し方1つをとっても、気をつけていかなければなりません。
今のところ2歳馬3頭ともに馴致が順調なのは、生産牧場さんはじめ、引退馬の森に入厩した後に接している先生方や2年生達のおかげですね。
まだまだ先は長いです。専門1年生もこの調子でデビューまで引き続き頑張っていきましょう!
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