皆様こんにちは、本日は3回目の伊達がお送りいたします。
最近は雪こそ降らないもの早朝の凍結がひどく、
特に引退馬の森では水道が凍ってしまって馬の飼い葉をお湯でふやかせなくなってしまうような日が増えてまいりました。
本日はそんな寒い日のバジガクの朝ご飯について少し掘り下げようかなと思います。
そもそも「ふやかしてあげているんだ!」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
馬には毎日4食ご飯が与えられているのですが
そのうちの2食は乾草をそのまま与えます
(たまにお湯につけたりもしますが基本はそのままであげます)が、
もう2食に関しては草を固めたキューブ状のものや
配合飼料を与えますのでそこでは馬の年齢に関係なく
全頭分ふやかします。
専門用語でいうところの『ダボ』とか人によっては『ダブ』と呼ばれるものですね。
冬以外は何の問題もなくこのふやかすという工程が出来ますが
真冬の時期はさぁ大変、水道が凍ってしまっては馬にご飯があげられません!
馬にご飯があげられないともちろんカラダづくりの面で支障がでますがそれだけでなく腹痛(疝痛)のリスクが高くなってしまいます。
コンスタントにご飯を食べることは馬にとっては人間以上に求められる、大切なことです。
昨年ですとお湯が出る蛇口からポリタンクにお湯を入れて運んでそれを使っておりました。
今年は新兵器が登場いたしました!
電気湯沸かし器です!
水は前日に飲み水用として一定量ストックしてありますので、これで湯を沸かして蛇口にすこ~しずつかけて溶かしていきます…ちょろちょろちょろ…。
これで使えるようになればOKです!
ただし寒さ次第ではこれで解決しない場合ももちろんあります。ではどうすればよいのか!?
結論、お日さまにまかせて溶けるまで待ちます。
厳密にいえば朝ご飯とお昼ご飯の内容を入れ替えます。
まずふやかさなくてもよい乾草をあげちゃいます。
その日その日の作業は前日との気温差が1度違うだけでも変わってきます。
ですのでスピード感、臨機応変な対応で馬たちの日常を守るのです。
余談ですが先ほど登場した湯沸かし器、もちろん人にも利用してもらえます!
紅茶、みそ汁、コーヒーなどなど…。
以上クリスマスが終わり、年末も平常運転の引退馬の森のモーニングルーティーンがいかに守られるかについて少しご紹介しました!
次回のブログもお楽しみに!!
□□□□□□□□資料請求受付・体験説明会開催中!□□□□□□□□
東関東馬事高等学院
東関東馬事専門学院