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久々なワタシ、色々な経験2年セブン

こんにちは、
今回、久々にブログ担当の
2年セブンです。
 
約1年振りに書かせていただくので、
まずは、自分の近況からお話しします。
 
僕は最近まで
一ヶ月間ほど、茨城県にある育成牧場に、
研修に行ってました。
 
 
研修先での活動は基本的に、
競走馬の騎乗と手入れ
そして、厩舎管理をやりました。
 
1日、平均一鞍、騎乗させていただき、
坂路を大体三回くらい駈歩で登ってました。
 
最初の方は、慣れるために
スタッフさんと一緒に縦に2、3頭くらいで
並んで、前の馬についていく形で、
徐々に研修期間を重ねて行くうちに、
一人で坂路を登ったり、
1日に最大で3鞍、乗させていただいたり、
最終日には
追い切り
(400mを30秒台で駈け登る)
もさせてもらいました。
 
馬の扱いの面では
今までの学校、研修先で学んだことを
生かして、馬、人共に怪我無く、
活動することができました。
 
今回の研修では、精神的な面で
余裕をもって活動でき、又、
考えることも多く、
色々、今まで学んだことを思い出す、
良い機会になりました。
 
 
次に少し遡って研修前のことを、、、
 
僕は研修に行く前は、担当馬が約4頭いて、
担当してた馬の中には、怪我持ちの馬が
2頭いました。
今回はその2頭の話を、、、
 
2頭の馬名は
 
コモンセンス♀️
スターフラッシュ♂️
 
まずはコモンセンスから、
コモンセンスはレースで前膝を骨折してしまい、
手術、引退を考慮に療養中のバジガク競走馬です
性格はおとなしく
少し人懐っこい女の子です。
 
手術までは、基本運動は曳き馬で、
厩舎の中、外の蹄洗場前などを
一緒に歩いてました。
 
まだまだ、自分の曳き方が甘いのもあり、
時々、止まったことも、、
 
レントゲンの結果と獣医さんの診断のもと、
手術の方針も決まり、
ついに手術へ
(僕も手術に同行させていただきました。)
 
学校の馬では、バジガクハヤテやカレンスレイ
アサクサポイントなど
数回手術に入れていますが
どちらもとても手術時間も
長く難易度も高い手術で
上手くいくか、異常事態が
起きないか心配されていました。
 

 
麻酔と消毒を終えた後、手術スタート
手術は、元々想定していたものよりも
傷口(手術痕)が小さめで済み、
2時間くらいと思っていたものが、
 
終わってしまい、
 
えっ?!、終わったの?!!
 
つい引率の先生と唖然としてました。
(゚д゚)ー?(早くね⁉️)
 
(手術前も含め、凄くいい子で、
スムーズに手術の準備が終わったおかげも
あっての事)
 
まあ、何とか無事終わり、執刀医の先生に
術後の処方薬、ケア等を確認し、
厩舎に帰宅
(お疲れ様😆🎵🎵)
 
今は、のんびり
放牧療養生活を送ってます。
 
 
次にスターフラッシュの話を、、
 
8月1日、一番暑い季節に入厩してきました。
この子は繋靭帯損傷による亜脱臼という
怪我を負って学校に来たので、
片方の肢にギブスを着けてました。
 
そして、オーナーさんのいる馬でした。
立って馬運車で運ばれて入厩してきたものの
入厩当初は肢が痛いのもあり、
馬房の中で寝ている時間が多く、
立っているのがとても辛そうでした。
 
でも、大きな馬は寝続けることもできないので
何回も辛い体を駆使して立ち上がり
そしてまたすぐ寝るの繰り返しでした。
 
 
手入れも、馬房から連れ出すことが
困難だったため、
馬房内でのブラシ掛けがメインでした。
ただ、メチャクチャ暑い時期でも
あったため、汗も大量で、💧💧
ほぼ寝たきり生活故、
扇風機を3台つけて熱が籠らないように、
又、それでも暑いので、
汗をタオルで拭いたり、
業務用のクーラーを使ったり、
暑さ対策が大変で、その中での生体管理は
普段の何倍も大変で気を使いました。
 
早急に獣医さんに診てもらい、
競馬場では応急処置の鉄のギブスでしたが
巻くタイプのギブスに交換をしました。
 
そのおかげか、少し立ちやすくなり、
立ってる時間も多くなり、
馬房内手入れ中、反抗してくるような余裕を
見せてくれたりと、少し安心しました。
 
ある程度、ギブスの肢の腫れも引いてきました。
 
しかし数日後、腫れが引いたことで
ギブスと肢の間に隙間が生まれ
皮膚に食い込んでしまったので
獣医さん、学校の先生達で
ギブスのまき直しを
しなければなりませんでした。、
 
しかし、
 
なんと、古いギブスを外した後、
スターフラッシュ自身の我慢が続かず、
新たなギブスを巻かせてくれないのです。
 
故障時から患肢をかばい続けてきた
反対肢にも既に相当の負担がかかり
片肢で立つのがつらいのです。
 
馬は肢を痛めると他の肢で支えようとします。
 
その状態が続くことは他肢を痛めます。
だからなるべく4肢で生活ができるように
処置をするのです。
 
ギブスは下地の上に濡らした包帯状の
ギブスを肢を巻
き固めたい状態を乾くまで
キープして巻いていくのですが
乾くまで時間が必要です。
フラッシュの場合は
前肢を上げた状態で蹄先を真っすぐにして
固めたいのですが、この姿勢で反対肢で
立っているのが我慢が聞かず巻いてる肢を
振り回し始めたり
後肢で立ち上がろうとしたりと大暴れ
 
馬の本気の力にはいくら鎮静剤を
打っても、大人5人がかりで保定しようとも
言うことを聞いてくれるものではありません。
 
保定している先生たちも吹っ飛ばされたり
獣医さんもはたかれたり
大変危険な処置になりました。
 
最後の最後まで何とか
ギブスを巻いて、患肢を守り命を繋ぎたい
という信念で処置を挑みましたが叶わず
 
結局、硬いギブスは巻くことができず
簡易ギブスと
バンテージ補強することにしました
 
しかし、やはり全体重をギブス肢で
体重をかけ反対肢の負重負担を減らすことが
叶わなかったので
今度はギブスを着けた肢とは
反対の肢への負担が限界を越し
長い時間、馬体を支えることができず
両前肢共に悲鳴を上げていきます
 
そしてまたフラッシュは
 
寝たきり生活に戻ってしまいました
馬にとって、寝たきりの状態が続くことは、
内臓に負担をかけてしまい、
別の病気が発症する危険性があるのです。
 
そしてそれを防ぐために
馬は本能から立ち上がり
そして立ち切れず倒れかかりながら
座り直すたびに体には大きな負担や
怪我が増えていくのです。
 
そしていつ、痛み止めさえも
利かない疝痛症状を発症するか
もし、なれば痛み止めも利かず、
私たちには処置もできいない
 
その時は・・・・・・最後の時・・・・
 
それも多くの場所で往診に回る獣医さんが
この場所に来るには、早くても数時間、半日という
時間がかかってしまうので
その間、苦しみ続ける馬を見守るしかできない。
そんなことは避けたい。
 
 
一時、一時が苦痛を与えてしまっている現実と
回復を望めない未来・・・
 
 
寝かせるなら、少しでも安らかに・・・
先生たちが決断をし
オーナーさんや、獣医さんにお願いしました
 
「フラッシュを寝かせてあげて欲しい・・・・」
 
立つことがままならない事、
今も痛みと苦痛を与え、時間をかければ
かけるほど、悪くなり更に尋常ではない苦しみを
馬に与えることになるのが明白である現状
 
オ-ナーさんにもご理解を頂いて
安楽死の決断が下されました。
 
僕は当日、ちょうど休日で外出していて
先生から電話で決定の報告を受けました
 
この結果を聞いて僕は
担当馬で初めてっていうこともあり、
落ち着いて、聞いていても、
 
悲しさ悔しさがありました。
(正直、文字にするには難しいです。)
 
8月14日
決断をされたのは朝、
そして獣医さんが来るのは夕方
 
1日くらいなら状態管理もでき
なるべく楽に過ごさせることもできる
 
怪我をしてから疝
痛防止のため
満足に一杯食べられなかったフラッシュに
最後に美味しいものを
満足できるまでたべさせたい
という先生の配慮から
馬にとって旨いご飯を食べさせてくださり、
 

スターフラッシュの食事映像
 
自分では立って水が飲めないフラッシュに
1時間に1回、バケツを口元まで
運んで水を飲ました。
 
刈ってきた青草を食べたり
比較的穏やかにフラッシュは
最後の時間を過ごしました
 
肢以外は元気なのに
立てなければ生きられない・・・・
 
治したいのに治せない・・・
 
自分達、管理する人間は
馬の生命力と運が無ければ
助ける力が足りない
 
思うことは一杯あります。
でも、目の前に苦しむ馬の為に
最後の決断をするのも大切な愛情だとも思う
 
 
そして夕方、大勢の学生たちに見守られ
ぐっすりと麻酔によって深い眠りの中で
スターフラッシュが安らかに
息を引きとったそうです
 
 
その翌日、遺体となったスターフラッシュ
を見て、複雑な気分になりました。
 
又、馬体に触らせてもらい、
そこで馬体の冷たさ亡くなった現実
強く感じました。
 
そして、お疲れ様とも。
 
 
 
この件以来、僕は馬に触れた時、
感じることがあります。
 
馬体の温かさです。
(あったかいっと、)
 
まだ暑い時期は続いていたこの頃でも、
何故かそう思うんです。
暑いと感じず、温かく感じるんです。
 
不思議ですね。
 
今でも、馬を扱っているなかで、
当たり前のようで、凄く大事なことを
改めて、実感してます。
 
この経験はしたくて、出来るものでもなく、
だからこそ、今目の前にいる馬達を
悔いのないよう日々を
見てあげたいと思いました。
 
学校にきた重篤な故障馬でも
カレンスレイやバジガクハヤテ
フロリダパンサー、アサクサポイントなど
獣医さんの監修のもと
ケアーや術後管理を
することで今はレッスンや調整運動
リハビリなど元気に生活している馬も
一杯います! 手と時間をかけて
生きている馬達も一杯いるんです。
 
そしてこれからも色々な馬達に出会うはずです。
 
これからも、大事な経験を沢山して、
その分考えて、また反省しての
繰り返しです。
 
そこから、また学んで、なるべく多くの事を
ものにできるよう、
一生懸命がんばります。
 
長文になってはしまいましたが、
御拝読いただき、ありがとうございました。
 
また次回、お会いできる日まで
 
セブンでした。